本気で転職に成功するなら!確実に人事の心を掴む「履歴書」「職務経歴書」で一気にキャリアアップしましょう! | 税理士・会計士転職支援情報メディア 転職快計(てんしょくかいけい)

本気で転職に成功するなら!確実に人事の心を掴む「履歴書」「職務経歴書」で一気にキャリアアップしましょう!


いざ、転職しよう!と思い立ったときに「何から取り掛かればよいのか分からない」と悩んでしまう方は意外に多いものです。私が転職アドバイザーをしている時も、取り掛かりがわからず足踏みしてしまい、転職活動が進まず何年も先延ばしになってしまっていたという方に何人も会ってきました。今回はそのような方に向けて、実践的かつすぐに取り掛かれるアドバイスをしたいと思います。ぜひ、参考にしてくださいね。

転職を考えたら用意するもの

一般的に、転職活動は「書類選考」⇒「面接(基本2,3回実施)」⇒「内定」のステップで進みます。転職を考えたらまず 「履歴書」と「職務経歴書」の2つの書類を作成しましょう。この応募書類が、1次選考で使用され、2次選考以降の面接でも面接官はこれらの書類をもとに質問をしてきます。

つまり、転職活動全般において合否判断に関わりがある、非常に重要なものです。転職したい企業が明確な場合はもちろん、まだ応募する企業が具体的にか決まっていない場合でも書類作成に取り掛かっておいてマイナスはありません。自分自身のキャリアを振り返ることで、見えてくることがあるからです。

転職活動時に必要になる書類は基本「履歴書」と「職務経歴書」の2種類ですが、その違いは何だと思いますか。言うならば、「履歴書」はその人の外見、「職務経歴書」はその人の中身を伝える役割を担っています。

履歴書とは

履歴書とは学歴や職歴といったこれまでの経歴を記載した書類です。履歴書に記載する内容には大きく、名前、住所、連絡先、学歴、職歴、資格などを記す部分と、転職理由、志望理由、趣味・特技など、あなたの特徴を記す項目の2つがあります。

企業が採用を行う際には 、年齢や学歴、転職回数、また特に会計・税理士事務所であれば保有資格などに選考条件を設けることが多く、履歴書ではこれらのデジタルに判断しやすい事実情報を中心に見ます

職務経歴書とは

一方、職務経歴書にはこれまでの業務経歴を中心に記載します。企業側は職務経歴書に記載された業務経験から、応募者が入社した場合、戦力になるかどうかを判断するわけです。履歴書にもこれまでの勤務先を記載しますが、職務経歴書ではその期間、その企業でどのような業務に携わっていたのかを詳細に記すようにしてくださいね。

応募書類作成時に気をつけたいこと

履歴書で気をつけたいこと

履歴書は市販のものを購入、もしくはウェブサイトから雛形をダウンロードすることで手に入れることができますが、どれも同じだと考えている人は多いのではないでしょうか。実は、履歴書に記載されている項目は同じではなく、フォーマットは決まっていません。つまり、書く前に「どの履歴書を使うか」、項目を見て選ぶことが重要なのです。

例えば、中途採用では「得意な学科」といった質問項目のある履歴書の使用は避け、自分がアピールしたい項目が多い履歴書フォーマットを使用してください。その他、書き終わったら空欄がないか、西暦もしくは年号どちらかで統一されているか、誤字脱字はないかなどを入念にチェックしましょう。

職務経歴書で気をつけたいこと

職務経歴書には、今まで自分が経験してきた業務内容や、経験から身に着けたスキルを記します。職務経歴書の書き方で気を付けることは大きく3つあります。

1つ目は、数字を使って説明することです。例えば、「会計士として数多くのクライアントを担当してきた」と言った場合、「数多く」の定義は人により異なります。そこで数字という同じものさしで説明することで、相手にわかりやすく事実を伝える工夫をしなければなりません。

対応してきた業務の規模を伝えるには、担当してきたクライアントの数や、クライアントの会社規模を資本金、売上高、従業員数など、具体的な数字を交えて職務経歴書に記載しましょう。

2つ目は、自分の経験にメリハリをつけて記載することです。人事や面接官が職務経歴書を見るのにどのくらいの時間をかけると思いますか?私が人事担当者から聞いた話を平均すると、一人の職務経歴書につき約30秒、長くても1分という回答が多かったです。人気のある企業には月に何百名もの応募があります。

人事担当者は毎日たくさんの職務経歴書を見る中で、ものの数十秒でその人が企業の求めるスキルを満たした人か判断できる目を養っているのです。選考時にそれだけの短時間で判断する人事は、過去の経験を長々と書いた書類を見て「いろいろ書いてあるけれど、強みがわからない」と判断し、選考NGにします。

職務経歴書を書くときは、強調すべきところには詳細を記載し、逆に伝える必要がないところは一言で済ますなどメリハリをつけて書くと説得力が増すでしょう。

3つ目は、応募先の相手が求める経験を書くことです。自分をアピールしようとすると、どうしても「自分が伝えたいこと」が中心になりがちで、自己中心的なアピールになってしまうことがあります。しかし、転職活動では相手がいることを忘れないでください。

相手が今回の採用で求めることは何なのかを、一歩引いて考え、その求められていることにマッチする経験を2つ目のポイントで伝えたように、メリハリをつけて記載することが重要なのです。

手書きがいいの?PCがいいの?

履歴書は、市販のものに手書きで記載する方法と、PCで作成しプリントアウトする2つの方法があります。どちらがよいか聞かれることが多いのですが、私の経験から言うとPCだからといって不利にはなりません

手書きで提出する際にに気をつけておきたいのは、使用する筆記用具です。こすると消えるタイプのペンを使用してで履歴書を作成すると、社会人としての常識が疑問視され、書類選考を見送りになる可能性があります。

職務経歴書で重要なのは、手書き・PCいずれかという問題ではなく、丁寧に誠意をもって作成したことが伝わるかどうかなのです。

履歴書に書くべき資格・書かなくてもよい資格

特に会計士、税理士といった職種の方々の場合保有資格が重要になってきます。資格を書くべきか迷ったら「応募先の業務にメリットがあるかどうか」で判断してください。

例えば、税理試験の科目合格。私が転職サポートをした方の中に、「税理士試験にまだ合格していないし…」と、資格欄に税理士試験の科目合格について書かない方がいました。しかし 、これは資格欄に取得年月と合わせて書くべき内容です。

まだ税理士資格は持っていなかったとしても、科目合格するだけの知識を持っている証明になり、その知識は業務で活かせるものだからです。実際に私がサポートした方も資格欄に記載するようになると、書類選考の通過率が格段にアップしました。

一方で、業務に直結しない資格や、難易度が低い資格、趣味に関するものは資格欄に書くべきではありません。難易度の低さでは、3級が入門レベルと言われます。英検3級などは記載しないでよいでしょう。その他、趣味に関する資格は話題づくりのために伝えたいのであれば資格欄ではなく、趣味・特技の欄に記載しましょう。
 

おわりに

転職活動の第1歩である履歴書、職務経歴書に何をどう書けばよいか、少しはイメージできましたでしょうか?応募先の企業は膨大な応募書類を数十秒という短時間で見ます。履歴書では事実を中心とした情報、職務経歴書では今までの経験から、採用ポジションに当てはまる人物かどうかを判断します。

これから書類を作成するときは、相手が求めている人材のイメージをふまえ、自分のアピールポイントを簡潔に、数字を使いながらPRしてみてはいかがでしょうか。


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