能力をアピールして年収大幅アップ!?希望の転職を叶える、絶対勝利の面接方法を伝授します! | 税理士・会計士転職支援情報メディア 転職快計(てんしょくかいけい)

能力をアピールして年収大幅アップ!?希望の転職を叶える、絶対勝利の面接方法を伝授します!


転職活動で避けて通れない面接。自分の魅力と可能性を採用担当者に伝える絶好のチャンスとはわかっていても、面接は苦手という方も多いのではないでしょうか。また初めて転職活動をする方の中には新卒の時の面接との違いに驚くことがあるかもしれません。そんな方に、面接準備に向けたポイントをお伝えします。

転職活動における面接とは

新卒就活との違い

新卒採用と中途採用の面接における一番の違いは、「即戦力性」が求められるという点です。企業が中途採用を行うのは、入社後に教育の必要なく即戦力で活躍することを期待しているからです。そのニーズにマッチしないことには採用してもらえません。

新卒採用では入社後の研修やいくつかの部署を経て配属先を決定する企業も多いため、面接では社風とのマッチ度や志望動機などが合否のファクターになります。しかし中途採用では、基本的に配属部署が決まっています。

そのため、社会に出てからの経験と、そこで身に着けたスキルが重視され、年齢を重ねれば重ねるほど経験の重要度が増してくるのです。もちろん、中途採用でも会社とのマッチ度は合否判断に関わってきますが、「経理財務の部署で、あの部長とうまくやれそうか」というように配属先を想定した視点で判断されるのです。

どんなスーツを着たらいいの?

「人は見た目が9割」とも言われるとおり、第一印象は重要です。その第一印象を大きく左右するのが服装です。特に社会人経験がある方は、TPOをしっかりと理解し、ビジネスパーソンとして適切な服装を理解していることが不可欠とも言えます。

面接に着ていくスーツを選ぶときは、第一に自分の体型に合っているものを選びましょう。スーツにもトレンドはありますが、あくまで自分に合うかどうかが重要です。ただ、いくら体型に合っているとはいえ、リクルートスーツは避けましょう。

例えば、税理士事務所に面接に行った場合、面接官は「クライアントの経営者から信頼されるかどうか」といった目線で応募者を判断します。そんな中、社会人になってリクルートスーツを着ていると未熟なイメージを与えるためプラスにはなりません。

また何色のスーツを着ればよいか迷った時は、企業の採用ページなどに掲載されている社員の写真を参考にしましょう。ネクタイの色選びなども採用ページが参考になるでしょう。

面接の前に明確にしておくとよいこと

職務経歴書を書くときに一度過去の経験をまとめたから、面接も大丈夫!なんて考えていませんか?紙でまとめても、いざ話をすると思うように伝えられないものです。聞かれる頻度が高い質問には、事前に考えを整理し回答をまとめておきましょう。

今回転職を決めた理由

転職理由は、必ずと言っていいほど聞かれる質問です。まずは面接官に答えることを抜きにして、自分が転職を考えた理由を全て洗い出しましょう。1つ理由が出てきたら、今の会社で叶えられない理由から別の転職理由を考えていきます。

例えば転職理由が年収アップだった場合、「年収アップとスキルアップの為にUSCPAを受験した」⇒「年収アップするには役職に付くのが条件。ポストが空かないので役職にはつけない」⇒「スキルアップの取り組みが評価される環境に行きたい」「若手でもリーダーになれるチャンスがある会社に行きたい」といった具合です。

全ての転職理由の洗い出しが終わったら、次は、出てきた転職理由と応募先を見比べ応募先の企業で転職理由が叶う部分を探しましょう。これが、今回受ける会社に伝える転職理由になります。そして、ここまでが面接前の準備で行うべきことです。

ここまでを面接前に明確にさせるのには2つ理由があります。1つ目は、転職理由と志望理由に一貫性を持たせて面接官に納得感を与えるためです。そしてもう1つ目は、特に複数の企業を比較しながら転職活動を進める場合、優先順位付けがしやすくなるからです。こちらについては後ほどまたお伝えします。

前職での経験で得た知識・スキル

中途採用では「即戦力性」が求められるので、面接でも自分の経験から、いかに自分がその企業において即戦力となれるかをわかりやすく端相手に伝える必要があります。私が転職アドバイザーとして面接対策を行っていると、「自分が」伝えたい経験を伝える転職希望者が多く、相手が何を求めているのか考えられていない方が多いように感じます。

自分が伝えたい業務経験と、相手が聞きたいと思っている業務経験の内容がマッチしていないので、「あのエピソードを話せばもっとよくなるのに」ともどかしく思うことも多々あります。

そして、企業によって特に求められる知識やスキルが違うので、どの会社にも同じ話をしてはいけません。面接前には応募する企業の求人情報を見て、自分の経験のどのような部分が入社後に役立ちそうか考えてみましょう。

例えば、応募先の税理士事務所の仕事内容に「月次・年次決算書、申告書の作成業務」の他に「税務相談業務」と書いてあったとします。面接に向けて準備をする中で、自分が担当しているクライアント1社から過去に相続について相談を受けたことを思い出しました。ただ、1回だけのことだったので特に職務経歴書には記載していません。

今回面接に進んでいる会社に、仮に相続相談について伝えなかった場合、「月次・年次決算書、申告書の作成業務の経験がある人」、という印象しか持たれないでしょう。しかし、相続相談についての経験を伝えると「決算書作成の他に、税務相談業務を任せられるかもしれない」と思われ、採用に至るチャンスが高まるかもしれません。

このように、面接を受ける企業によって、伝える経験や知識を整理し内容を変えていくことをお勧めします。

転職して得たい収入

年収アップを目的の一つに転職活動をする方もいると思います。ですが、必ずしも転職して年収が上がるわけではありません。例えば、会計系のコンサルティングファームから事業会社に転職する場合などは年収が下がることがほとんどです。希望するキャリアによっては、何かしら捨てなければならない条件も出てくるのです。

ですので、特に家族やパートナーがいる人は転職活動をしていることに加え、転職して仮に年収が下がった場合、毎月の生活費やローンをふまえ最低いくら以上の年収提示であれば転職できるかあらかじめ確認・相談しておきましょう。

「何か質問はありますか?」と聞かれたら

逆質問はチャンスの時間

面接終了後に何か質問はありますか?と聞かれても、特に何を聞くべきか分からず困る、という方もいるかもしれません。でも、この質問はあなたにとって大きなチャンスです。その理由は2つあります。

1つは、自分をアピールすることができるからです。面接は何次面接かによって、面接官の部署や役割が異なります。まずは、目の前の面接官がどの部署・どの役職の人かをふまえ、入社後を想定した前向きな質問をするとアピールにつながりやすいです。

例えば人事担当者が面接官の場合は「入社後に活躍している同年代の社員の方がいたら教えてください」といった質問です。担当部署の上司が面接官の場合、「仮に入社させていただいた場合の仕事内容について具体的に教えてください、また、それに向け事前に勉強しておくべきことがあれば教えてください」などと質問すればあなたの転職に対する前向きさが伝わります。

逆に、福利厚生や残業、年収についての質問をしすぎるとマイナスの印象を与えるので、それらの質問は今の段階では控え、内定が出た後で確認しましょう。

2つ目は、自分が入社を判断するための情報が収集できるチャンスだからです。転職活動で応募する企業が1社のみという方は少なく、たいていはいくつかの企業を複数比較検討しながら進めるものです。そうすると、応募中の企業の中でも志望度の差が出てきます。では、その志望度の差は何で決まるのでしょうか。

多くの場合、「転職理由が改善される量と質」で各社の志望度が順位付けされるでしょう。複数の企業を比較しながら転職活動を進めると、時には選考の足並みがそろわず、A社がまだ選考中の段階でB社から内定が出る、ということも起こり得ます。そうなったとき、「選考中の企業はどれだけ自分の転職理由が叶うか」の把握が、冷静な判断につながります。

面接前の準備で、「全ての転職理由を洗い出そう」とお伝えしましたが、選考中に「何か質問はありますか?」と質問された時が、どれだけ自分の転職理由が叶うか確認するチャンスです。仮に、正当に評価されないことが転職理由の一つであれば評価制度について、先輩社員が多く若手が昇進しにくい環境が転職理由の一つなら組織内のメンバー構成や年齢について確認することで、転職して現状変えたい点が改善するかが見えてきます。

その結果、「有名企業のA社の方の志望度が高かったけれど、実は内定の出たB社のほうが転職理由に叶う項目が多い」など、冷静に現状をとらえ意思決定しやすくなります。

おわりに

新卒と中途の採用の違いがお分かりいただけたでしょうか。特に、就業中に転職活動を行う場合、忙しく準備がおろそかになりがちです。ですが、新卒と中途採用で求められることをふまえ、事前準備をきちんと行い面接に臨むことが転職の成功につながるので今回のポイントを参考にして、ぜひ希望の転職を掴み取ってください。


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